整体の流れ
- 問診
- 機能評価
- 評価をもとにアプローチの説明
- 施術
- セルフケアのアドバイス
『整体コース』では、症状の原因を明らかにするために施術の前に詳細な評価を行います。
まず対象となる方の“気になっている症状”についてお話を聞かせていただく『問診』を行い、症状の特徴から原因を推測します。続いて問診による仮説を基に筋肉や関節や神経などの状態を徒手的にチェックしていきます。これを『機能評価』といいます。
そして問診や機能評価などから得られた情報をもとに原因を推測し、症状を解決に導くための最適なアプローチ方法を選択していきます。
もう少し詳しく知りたいという方は、具体的な評価の流れについて重要なポイントをおさえながら説明させていただいておりますので以下をご覧ください。
STEP.1
問診・・・症状の特徴をお聞きします
問診の中で鍵となるのが“どのような姿勢や動作で痛みがでたり、やわらいだりするのか?”という点です。病態によって症状の出やすい姿勢や動作のパターンがあることから原因を推測するのにとても有意義な情報となります。
最も簡単な例でいうと『一定の距離を歩いたり、立っていると腰痛や脚の痺れが出現し、前かがみで少し休むと治まる』『腰を反らすとい症状が出現する』という訴えの場合、脊柱管と呼ばれる場所が狭くなっているために神経が圧迫を受けている可能性があることや脊椎すべり症や分離症などのように腰椎の不安定性が影響していることが考えられます。
一方で『前かがみ姿勢や物を持ち上げる動作、長時間の坐位保持などで腰や脚に重だるさ・痛み・痺れなどの症状がでてくる』という訴えの場合には椎間板の損傷などが考えられます。
このように鍵となる情報は病態に応じて様々な特徴がありますので、対象となる方の訴えと医学的知識を照らし合わせることにより病態を推測することができます。そして次のステップでは問診による仮説を基に、神経・筋・関節の状態を実際に触れることでより詳しくみていきます。
STEP.2
痛みの発生場所を特定し、神経・筋・関節などの状態を評価します
まず症状の原因を明らかにするために“痛みの発生場所”をできるだけ正確に把握する必要があります。これには脊椎や上・下肢の関節を一つ一つ動かす細かい徒手療法のテクニックを用いていきます。
次に神経・筋・関節などの状態を実際に触れて正常に機能しているかをチェックします(機能評価)。ここでのポイントは痛みの原因が筋肉、関節、神経いずれかを鑑別することです。
これらの組織は異常があると痛みを生じるだけでなく、独特の抵抗感があることから触れることや動かすことにより感じ取ることができます。ここまでくると痛みの原因が徐々に明らかになってきます。
STEP.3
症状発生のメカニズム・・・どのようにストレスが加わっているのか?
STEP.4
仮説の検証・・・施術により症状が改善するかを確認します
STEP.5
プログラムの立案・・・施術の効果を長持ちさせるためにセルフケアの充実をはかります