慢性的な首の痛みについて

パソコンや事務作業時の不良姿勢がもたらす筋肉の過緊張からなる慢性的な首や肩こりとは別に『むちうち』などのように明らかな受傷機転のあるものもあります。
発症直後~数週間は炎症期とされ、交感神経優位、防御反応による筋肉の過緊張状態などが特徴的です。この時期は通常の施術はかえって症状を悪化させる可能性があるため愛護的なリラクゼーション系のアプローチによるリラックス効果を期待できるものが良いと思われます。
これに対し炎症期を過ぎたものについては患部を中心とした硬くなった組織に対して直接的な施術により柔軟性を回復することが効果的な時期となります。
このように損傷した組織の治癒過程に応じた施術内容を選択する必要があります。私は病院に勤務した経験上、炎症期(急性期)は病院で医師の管理下の下で治療を行うのが安全と思われます。
それ以降(慢性期)については整体でのコンディショニングが心地よく感じる時期と思われます。
今回は首痛についての考え方について簡単に記載させて頂きましたので参考にして頂けると幸いです。